鍼は痛くないですか?
基本的には痛みはほとんどありません。
鍼というと一般的に注射針を想像される方が多いのではないかと思います。
注射針と鍼灸治療用の鍼は目的が違うので、その太さも先端の形も違います。
注射針は中が空洞で硬く、先端も鋭利になっていますが、鍼灸治療用の鍼は組織を傷つけないように柔らかく、 先端も丸く滑らかに加工されています。 特に、日本の鍼灸治療で通常使われている鍼は、直径が0.14~0.2mm程度と髪の毛ほどの太さですので、注射 針のような痛みはありません。ですが、「痛みの感受性」は人によってさまざまですし、鍼が皮膚に入る瞬間 (切皮)、皮膚に点在する痛みのセンサー(痛点)に接してチクッとした痛みを感じることもあります。ただ、 いつ鍼を打たれたのか気づかない方がほとんどです。
シャンスでは、0.14~0.16mmの使い捨ての鍼をお客様の体調などをみながら、お一人お一人に最も合った鍼 を選んで使用しておりますので、ゆったりとしたお気持ちで、安心してお受けください
鍼灸はどんな症状に効くのですか?
世界保健機構(WHO)では、鍼灸施術の適応症として49疾患を認めています。
また、癌性疼痛緩和ケアの代替療法として欧米諸国では広く認められています。
上記以外にもアレルギー・術後疼痛などに効果があることがわかっています。
シャンスでは、女性特有の疾患、特に更年期障害、生理痛や子宮内膜症、乳がんや子宮・卵巣がんなどの手術後の痛みや後遺症、自律神経失調症、その他痛みや痺れ、アトピー性皮膚炎を含むアレルギーの治療に特に力を入れております。
温冷療法とはどんな治療法ですか?
温冷療法は、皮膚に温球(約42~45℃)と冷球の刺激を与えて治療する治療法です。
まず、心地よい温度(42~45℃)の温球で身体の表面を撫でて行きます。ですが、内臓や筋肉、神経の弱って いるところでは、この心地よい温度が「熱く」感じたりします。つまり、同じ温度で撫でていても、熱く感じ るところや心地よく感じるところがあるのです。温冷療法は、この温度感覚の違いで、内臓の疲れや、血流や リンパの流れの滞りなどを、 その場で知ることができます。
刺激された皮膚の周辺では血液やリンパの循環が改善されますので、鬱血の解消や鎮痛・消炎、痙攣の緩和、新陳代謝の促進などの効果が期待されます。
また、刺激は皮膚表面だけでなく、神経系や内分泌系を通じて臓器などにも伝わり、自然治癒力が高まります。
したがって、この治療法は、一つの症状回復を目的としながらも、身体全体の体質改善にもつながり、病気に 対しての抵抗力もできてくる根本療法です。